https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180322-00052644-jbpressz-kr
雇用問題を最優先の経済政策に掲げて文在寅(ムン・ジェイン=1953年生)政権が登場してから10か月が過ぎたが、青年失業率が高止まったままだ。
国内での就職をあきらめて「求人難」が続く日本企業に就職する韓国の若者も急増している。
「日本で就職する韓国の青年が2万人を突破」
2018年3月9日付の「毎日経済新聞」はこんな記事を1面トップに掲載した。
記事によると、日本の法務省から「技術、人文知識、国際業務」などのビザを取得した韓国人は2017年に初めて2万人を超え、2万1088人になった。
■ 2015年以降急増する日本での就職
2014年には、1万5429人に過ぎず、ここ数年の急速な増加は、韓国での空前の就職難から、就職先として日本企業に目を向けた若者だと見られる。
確かに、最近、ソウルで、「日本企業就職セミナー」や企業説明会が相次いで開催され、いずれも多くの参加者を集めている。
それだけではない。筆者の周辺でも、ここ数年、韓国での就職難を見越して、日本の大学に留学して、そのまま日本企業に勤務するようになったという話をあちこちで聞く。
日本企業の側も、韓国の若者の採用に力を入れている。商社や製造業などで、ソウルで、新卒や経歴社員の採用に乗り出している企業が目に見えて増えてきた。
つい10年ほど前、留学先として日本を敬遠して、米国や中国にどんどん流れていったのとは、かなり変わってきたような印象を受ける。
日本企業の待遇が良いから志願するのかと言えば、そうではない。
■ 給与は韓国大企業の方が多くても・・・
「毎日経済新聞」の別の記事によると、例えば、「トヨタ自動車やホンダの初任給は月額20万円から21万円台くらいと見られる。これに対して、韓国の就職情報サイトを見ると、現代自動車の年俸は6000万ウォン(1円=10ウォン)程度。トヨタやホンダとは賞与を含めても2倍近く差がある」という。
この記事は、「2016年基準の平均年俸を見ても、韓国の完成車5社の平均は、9213万ウォンで、トヨタやフォルクスワーゲンよりも高い」という。
にもかかわらず、日本企業への就職希望者が増えているのは、韓国での就職が「空前の厳しさ」に直面しているからだ。
韓国の失業率は3.7%で、この数字自体はさほど高くはない。だが、15~29歳の「青年失業率」となると、これが9.8%に一気に跳ね上がってしまう。全体の失業率よりも、青年失業率が3倍も高いのだ。
この数字でさえ、実態を反映していない。
■ 体感失業率は20%台?
就職を放棄して就職活動をやめ、「雇用統計」の対象外になっている青年が60万~70万人いる。「こうした青年まで入れるた体感失業率は20%台と言われる。4~5人に1人が働き口がない状態」(韓国紙デスク)というのだ。
サムスングループや現代自動車グループなど財閥や、公務員試験は競争率が100倍を超える例も珍しくなく、それなら求人難の日本企業へと考える若者が増えるのも当然なのだ。
どうしてこんなことになってしまったのか?
これこそ韓国経済が抱える構造的な問題なのだ。
韓国経済はいま、好調なのか、不調なのか?
先日、大手紙の論説委員とこんな議論になった。結論は、「うーん。どういう角度で見るのかによってこれほど異なるか」ということになった。
以下ソース
続きを読む
Source: おもしろ韓国ニュース速報